工大生のメモ帳

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ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーター PART1 感想

※ネタバレをしないように書いています。

※これまでのネタバレを含みます(出版順で一巻の感想はこちら→ブギーポップは笑わない 感想 - 工大生のメモ帳

イマジネーターって知ってる?

情報

作者:上遠野浩平

イラスト:緒方剛志

ざっくりあらすじ

「なにかぼくにして欲しいことはないかい? 何でも言う事を聞くよ」

……谷口正樹

「好き嫌いはないの……嫌う資格、ないから」

……織機綺

「この世の中には、決まりごとなんてなんにもないのよ」

……水乃星透子

「俺様の役に立たないのならば、すぐにでも処理する」

……スプーキーE

「なんで泣くんだろう、俺」

……安能慎二郎

多くの人の思惑が入り乱れ、怪しい影が動き出し、四月に白い雪が降る。

感想などなど

「ブギーポップは笑わない」の続編ということになるのでしょうか。笑わないの方でしっかり完結しているので、続編と言うのも何か違う気がしますが。

ブギーポップシリーズは調べてみる限り順番がよく分からなかったので、とりあえず出版順に読んで感想を上げていくことにします。ということで今回は「VSイマジネーター PART1」。PART2で完結、そちらの感想もいずれ上げます。

さて舞台は変わらず県立高等学校深陽学園のある町。ブギーポップ・リターンズの名の通りブギーポップも登場します。

 

前作もそうですが、登場人物がとても多い。あらすじに示した五人は主要な人物ではありますが、これ以外にもかなり重要な役割を果たしている人物が出てきます。

例えばイマジネーター。タイトルにもなっている通り、事件の裏でうごめく影の一つになります。

……そうあくまで一つ。タイトルで出てくるのに。

他にうごめく影としては統和機関が上げられます。これダンガンロンパにでてくる未来機関の名前の元ネタだそうですね。

他にもブギーポップも何やら暗躍してますし、もう何が何やら分かりません。

暗躍とも言わずとも「誰かを助けたい」と動く人もいて、「好きだから」という理由で動く人もいて、多くの人間(人間じゃない人もいますが)がもうそれはそれは自由に好き勝手動き回ります。もうここでネタバレなしに全てを書き記すことは不可能なほどです。

 

まぁ、そういってしまったらこの作品の魅力は何も伝わっていないでしょう。それではあまりに寂しいので、ちょっと物語に踏み込んでいきます。

今回はとある一人の人物。この物語の根幹を担うと言っても過言ではない一人の男子高校生 谷口正樹 について軽くまとめて見ます。

この物語に巻き込まれる前、彼は何処か達観した至って普通の男子高校生でした。そんな彼の物語が急に動いていきます。

始まりは街の路地裏。不良の男達(彼らにも彼らのドラマがあるのですがそれは読んで下さい)に絡まれるのですが、そこに一人の女子高生が現れます。

「――つまらないことをしてるのね」と言いながら。

さらに激高する彼らに向けて、

「――欲求不満なら、代わりに私で満足して」と言い放つ。

想像してみて下さい。

薄暗い路地裏で不良達に一人の男子高校生が囲まれています。そこに女性が一人やって来て、不良達の神経を逆なでするような言葉を投げかける。

助けるのかと思いきや自分の体で満足してと言い放った女性。

名前を織機綺と名乗った彼女は、何とか二人で逃げた後も、

「私が嫌いじゃなかったの、あなた」「私、他の人に嫌われちゃいけないの。普通人には、みんな」

と意味深な台詞を続けます。

そんな彼女が最後に見せた笑顔に心引かれてしまった谷口正樹は、彼女をデートに誘ってしまうわけですが……。

そこから先は読んでからのお楽しみ。

恋は盲目。惚れてしまって時点でもう負けてる、とだけ書き添えておきます。

 

あぁ、ネタバレなしで感想書くのが難しい。てかネタバレ有りでも難しいと思いますよ、これ。最終的にはただ事実の羅列になってしまうと思います。

ただでさえ多い登場人物と、それぞれに展開されていくドラマ。PART1ということで、まだそれぞれの人物のつながりもはっきりとせず、群像劇特有の物語の収束もないためにバラバラです。

アニメ化が見たいけど、アニメとしてまとめ上げるのは難しいだろうなと言って閉めておきましょう。

 

↓次巻の感想はこちら

tokuro.hatenadiary.jp