「セブンス」「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」シリーズを執筆した三嶋与夢氏の作品の内、感想を書いている作品をまとめました。あくまで、自分が感想を書いた作品を並べたということを、ご理解下さい。
三嶋与夢作品について
小説家になろうで連載していた「セブンス」「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」「俺は星間国家の悪徳領主!」などが書籍化しており、「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」通称モブせかは、2022春にアニメ化を果たした。実は三嶋与夢より前に、わい名義で「ドラグーン 〜竜騎士への道〜」「脇役勇者は光り輝け」の二作品が書籍化している。
「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」は乙女ゲームの世界に転生した主人公が、ゲームでの知識を生かして運命を変えていく物語となっている。ゲームの設定は意外にもシリアスで、一歩間違うと世界が滅びるような内容となっており、何とかしてハッピーエンドを目指す主人公達の奮闘が見所となっている。
主人公とは書いているが、ゲームの主人公とは違うモブ視点で物語は進行していく。タイトルにもなっている通り、モブにとってはあまりに生きていくのが難しい世界観となっており、もしかしたら一生奴隷としてこき使われるという未来もあり得たくらいにはハードである。
そんな中でゲーム知識を生かすとはいっても、ゲームをプレイしただけでは分からないような裏設定があったり、次回作で回収されるような設定もあったりと、ハッピーエンドを目指すにはなかなかに鬼畜仕様である。ただゲーム上における隠しアイテム、世界設定的には過去の失われた技術で作られたロストアイテム《ルクシオン》がチート過ぎるので何とかなっているといったところか。
DMMブックス(作者リスト):三嶋与夢の作品一覧
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
ダンジョンRPGから戦略シミュレーションまでできる乙女ゲームの世界に飛ばされた元社会人のリオンは、あまりに酷い女尊男卑の世界観に絶望していた。妻に虐げられ続けていた父親の背中を見て育った彼は、五十を超えた男爵家の娘に売られそうになって覚悟を決めた。