「ウマ娘シンデレラグレイ」を描いた久住太陽氏の作品の内、感想を書いている作品をまとめました。あくまで、自分が感想を書いた作品を並べたということを、ご理解下さい。
久住太陽作品について
実在の競走馬を美少女化し、アニメや漫画、ゲームへと多面的に展開されているコンテンツ「ウマ娘」。そんなウマ娘コンテンツの一角にして久住太陽氏が連載中の作品（2022/2/26 現在）「ウマ娘シンデレラグレイ」は、かつて競馬に親しみのない人にまで浸透したアイドルホース・オグリキャップの活躍を描いている。
史実に沿った内容であるため、その当時を知っている者にとってすれば、漫画の展開も知っていることになる。オグリキャップの成績も、ネット検索で普通に出てくるし、それほど内容に新鮮味はないように感じられるかもしれない。しかし、オグリキャップ以外の競走馬にも焦点が当てられたストーリーや、レースの迫力には、展開を知っていたとしても読みたくなるような魅力がある。
「ウマ娘」は正式には「ウマ娘 ”プリティ” ダービー」というように呼称される。可愛らしいウマ娘達の姿は、正しく ”プリティ” と呼ぶに相応しい。オグリキャップもかなりの美形に描かれており、アニメでは画面の端っこで大食いしている姿でときおり登場していた。
そんな “プリティ” な姿も、レースになれば一変する。オグリキャップはその強さから芦毛の化物と呼ばれていたのだが、そう呼ばれるのも納得の死に物狂いの走りは畏怖すら覚える。是非とも読んでいただきたい。
ウマ娘シンデレラグレイ
笠松という片田舎から始まり、地元の期待を背負って中央へと進んだオグリキャップの物語。
