「涼宮ハルヒ」シリーズを執筆した谷川流氏の作品の内、感想を書いている作品をまとめました。あくまで、自分が感想を書いた作品を並べたということを、ご理解下さい。
谷川流作品について
第八回スニーカー大賞を受賞した「涼宮ハルヒの憂鬱」から、涼宮ハルヒシリーズの伝説は幕を開けた。ライトノベルにおいて、これほどまで多くの人に愛され、未だに語られることが、このシリーズが伝説であるということを物語っている。
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。」
そんな文言を一度は聞いたことがあるのではないだろうか。様々な作品でパロディされており、そちらで見たことがあるという方もいるかもしれない。それほどまでに印象的な涼宮ハルヒとのファーストコンタクト、そこから始まる高校生活とSFが入り乱れた奇想天外な日常活劇が、キョンの一人称で描かれていく。
涼宮ハルヒの願いを叶えるように集められたキョン、朝比奈みくる、長門有希、小泉一樹の四人。そんな四人とハルヒを団長に据えて、発足された『世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団』ことSOS団が、読者もいつしか好きになっていく。この作品の魅力は、涼宮ハルヒという一個人に集約されている。無茶苦茶な言動に垣間見える ”普通っぽさ” に我々読者は惹かれるように思う。
アニメ展開もとても上手く進み、映画「涼宮ハルヒの消失」は原作ファンも納得する傑作に仕上がっている。八回も同じ話を繰り返す「エンドレスエイト」という正気を疑われる実験的手法が取り入れられたりもしたが、本シリーズが多くの人に知れ渡ったのは、紛れもなくアニメの影響ではないだろうか。
これからも多くの人に愛される作品であって欲しいと、強く思う。
DMMブックス（作品リスト）：谷川流の作品
涼宮ハルヒシリーズ
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。」
そんなハルヒが立ち上げたSOS団では、日夜、ハルヒを軸とした事件が発生していた。
