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【人類は衰退しました】田中ロミオ作品まとめ【感想リスト】

作者リスト

「人類は衰退しました」「AURA」「灼熱の小早川さん」シリーズを執筆した田中ロミオ氏の作品の内、感想を書いている作品をまとめました。あくまで、自分が感想を書いた作品を並べたということを、ご理解下さい。

田中ロミオ作品について

元々は「CROSS†CHANNEL」「家族計画」(別名義で参加)を代表とするような美少女ゲームのシナリオライターとしてデビュー、華々しい活躍を遂げていた。さらに「人類は衰退しました」を初めとするライトノベルも多数手がけている。

作品の特徴として、SFのパロディや小ネタの多さが挙げられる。「人類は衰退しました」はその傾向が大きく、元ネタを知っていればより楽しめるようなエピソードも存在する。ぜひとも調べてみて欲しい。

同様にエンタメに関する小ネタも文章に織り交ぜることがある。その特徴が顕著に表れているのは「AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~」であろう。厨二病設定でよく使われる単語の元ネタを学ぶという意味で、本作はいい教材であるといえる。

人類は衰退しました

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は ”妖精さん” のものだったりします。そんな妖精さんと人類の間を取り持つのが、国際公務員の ”調停官” であるわたしのお仕事。

 

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~

妄想を辞め、無事に高校デビューを果たしたつもりの佐藤一郎であったが、夜の学校で青いローブを纏った美少女との出会ったことで、彼の生活は一変する。厨二病設定の単語が飛び交い、日夜保護者のように彼女を守りながら、『竜端子』という神秘アイテムを求めて探索を続けていくが……。

 

灼熱の小早川さん

飯嶋直幸は人間関係も勉強も、部活動もなんでもそつなくこなす。そんな彼は県内でも有数の進学校へと入学を果たしたのは必然であろう。しかし、何不自由ない高校生活を前に学級委員である小早川千尋が立ち塞がった。

腐りきった空気に支配されたクラスに、真正面から立ち向かっていく小早川さんと、これまで空気を読んで無難な生き方をしてきた飯島直幸による不器用な恋愛模様を描き切ったライトノベル。

犬と魔法のファンタジー

魔法が存在し、エルフやドワーフや人類が混在したファンタジー世界で、就活に精を出していたチタン骨砕。商会への就職を目指していたが、皮肉にも彼には冒険者としての才能があるのであった。