「デッキ1つで異世界探訪書」「出遅れテイマーのその日暮らし」「転生したら剣でした」シリーズを執筆した棚架ユウ氏の作品の内、感想を書いている作品をまとめました。あくまで、自分が感想を書いた作品を並べたということを、ご理解下さい。
棚架ユウ作品について
「小説家になろう」にて連載している作品としては、「デッキ1つで異世界探訪書」「出遅れテイマーのその日暮らし」「転生したら剣でした」の三つがあり、それぞれコミカライズ化・書籍化されている。
「デッキ1つで異世界探訪書」はTCG(トレーディングカードゲーム)の力を駆使して強くなっていく異世界ファンタジーで、「出遅れテイマーのその日暮らし」はVRMMOの世界で不人気職テイマーでスローライフをする作品となっており、ゲームの色が強い。
特に「デッキ1つで異世界探訪書」はTCGに関するある程度の知識が要求される。TCGに触れたことがないブログ主はネット版をチラリと見たが、かなり細かく説明がされていても感覚が掴めず、強弱の判定が良く分からなかった。
ネットに上がっている作品としては三作目に当たる「転生したら剣でした」は、第四回ネット小説大賞を受賞し書籍化。タイトルの通り、死後に剣として転生した主人公が、奴隷少女・フランと共に旅をする異世界ファンタジーとなっている。
この作品もゲーム色が強く、レベルアップの概念やスキルポイントの割り振りなど、慣れ親しんだゲームの世界観の濃い世界観となっている。戦闘においてはもちろんのこと、相手の嘘を見抜くスキルや、好感度が高くなるスキルといった精神に影響を与えるようなスキルまで幅広く存在し、それがストーリー上深く関わってくることもある。その辺りの設定に関する理解が、主人公である剣と共に深まっていくことで、作品の面白さも増していくように感じる。
DMMブックス(作者リスト):棚架ユウの作品一覧
転生したら剣でした
転生したら剣だった主人公は、奴隷少女・フランに拾われて旅を始める。黒猫族という弱小種族のフランは、一族の悲願である進化スキルを獲得するための奮闘が始まった。