「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」「あやかしがたり」「クオリディア・コード」を執筆した渡航氏の作品の内、感想を書いている作品をまとめました。あくまで、自分が感想を書いた作品を並べたということを、ご理解下さい。
渡航作品について
やはり一番有名なのは『俺ガイル』こと『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。』だろう。アニメは三期、原作の完結まで描かれることになっている(2020/6/25時点)。ゲームも一期、二期に合わせて二つ制作され、それなりに完成度も高い。
『俺ガイル』の文体は、時事ネタをふんだんに取り入れた一人称視点が用いられ、捻くれた高校生の心情が表現されている。捻くれ過ぎていることにより、サラッと読んだだけでは内容を理解することは難しいとも思えるほどである。
ちなみにデビュー作は「あやかしがたり」で、田中ロミオから絶賛される形でガガガ文庫大賞を受賞している。「クオリディア・コード」と「ガーリッシュナンバー」に関してもアニメ化され、かなりのアニメ化作品を抱えている作家だと言えよう。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
青春を謳歌しているリア充を見れば「爆発しろ」と呟き、将来の夢は「働かないこと」である。そんなひねくれ者である比企ヶ谷八幡は、平塚静に命令され、奉仕部に入部することになる。そこで活動していくことで、次第に増えていく交友関係。彼自身の考え方というのも、次第に変化していき……
2013春アニメ化一期