工大生のメモ帳

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【安達としまむら】入間人間作品まとめ【感想リスト】

作者リスト

 「 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」「電波女と青春男」「安達としまむら」などを執筆した入間人間氏の作品の内、感想を書いている作品をまとめました。あくまで、自分が感想を書いた作品を並べたということを、ご理解下さい。

入間人間作品について

電撃小説大賞にて最終選考に残った作品を改題・改稿し「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸」として出版されデビュー。次のシリーズとして「電波女と青春男」を発表、アニメ化を果たす。その後も精力的に作品を発表し続け、「ゆ〇〇〇」みたいな作品を編集に求められて執筆した「安達としまむら」が2020年秋にアニメ化された。

「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の第一巻は、8年前の失踪事件の被害者で壊れてしまった「まーちゃん」と、「ぼく」が再会。彼女の家に行ってみると、最近になって失踪したと思われていた小学生の兄妹が捕らえられていた……というストーリー。狂気に満ちた言動はホラーじみているが、ブギーポップや戯れ言シリーズのネタが仕込まれていたりする。

「電波女と青春男」は、青春ポイントという青春っぽいことをすると貯まっていくポイントを、脳内で換算しながら生活する高校生・丹羽真と、青春とは程遠い電波を発しながら生活する藤和エリオとの青春を描き、こちらも女々という女性が自らジョジョを名乗るなど漫画ネタが豊富だったりする。

「安達としまむら」は、授業をサボりがちな安達としまむらが、偶然にも出会い、一緒に過ごしている内に、ただの友達にも満たない関係性だったものが変わっていく過程を描いた女子高生の日常物語である。こちらも漫画やアニメネタが時折放り込まれる。

DMMブックス(作品リスト):入間人間の作品

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん

御園マユ。クラスメイトで、聡明で、とても美人さんで、すごく大切なひと。彼女と一緒に見ているテレビでは、街で起こった誘拐事件の概要が流れている。今度時間があるときに質問してみよう、「まーちゃん、キミは何で、あの子達を誘拐したんですか」って。

電波女と青春男

田舎から都会に引っ越して来た丹羽真は、青春ポイントが大量に貰えることを期待していた。しかし、お世話になる家には、藤和エリオという布団を上半身にグルグル巻きにした自称宇宙人が住んでいた。

安達としまむら

安達としまむら、二人の関係が変わっていく日常。

夏のカナリア

行動力の塊みたいな小学五年生の城ヶ崎に振り回される日常が終わると、海野幸との入れ替わり女子高生としての日常が始まる。それが不定期に、交互に繰り返されていく。

きっと彼女は神様なんかじゃない

生贄として海に落とされた少女は、その底の神殿で、神様と名乗る少女を目覚めさせた。

少女妄想中。

いつも姿を追いかけていた彼女への憧れ。夢の中で出会った少女への友情。傷つけてしまったあの人への想い。不思議な少女たちの恋物語をつづった短編集。

バカが全裸でやってくる

小説家になる夢を叶えるために書き続ける小説バカ。才能がないと言われながらも書き続けたが、その才能のタネが開花する兆しは見えない。小説家になった者も、書けなくなった者も。それぞれの小説家が生きている現実の方が、遙かに面白い。そんな小説家達の物語。