「アサシンズプライド」シリーズを執筆した天城ケイ氏の作品の内、感想を書いている作品をまとめました。あくまで、自分が感想を書いた作品を並べたということを、ご理解下さい。
天城ケイ作品について
「アサシンズプライド」でデビューし、その後も刊行をし続けている。本作の特徴として、作り込まれた膨大な設定が挙げられる。
「アサシンズプライド」の根本をなす設定として、夜界に住むランカンスロープと、それに対抗するためのマナというものがある。ランカンスロープとは人を襲い喰らい、ヴァンパイアやアラクネといった化け物の姿をした存在である。それらにダメージを与える方法は、貴族が代々引き継いでいくマナしか存在しない。そのため貴族はマナを用いてランカンスロープから人民を守るという使命を背負っていた。
しかし、メリダは貴族の娘でありながらマナ能力を解放させることができなかった。第一巻のサブタイトルにもなっている『無能才女』とはメリダのことを指す。彼女の家庭教師としてクーファという男が派遣されるが、彼は依頼されれば人を殺す暗殺者であり、今回も「メリダがマナを解放させなければ暗殺しろ」というように命令されたていたのであった。
おおよその「アサシンズプライド」というシリーズについて理解していただけだのではないだろうか。2019年にはアニメ化を果たした。原作と順番を入れ替えたり、魅力であるはずの世界観設定を全くしなかったため、誰を対象にして、何を目的としたアニメ化だったのか全く分からないが。
DMMブックス(作品リスト):天城ケイの作品
アサシンズプライド
マナという能力を持つ貴族が、人類を守る責務を負う世界。能力者の育成学校に通う貴族でありながら、マナを持たない特異な少女メリダ=アンジェル。彼女の才能を見出すために家庭教師としてクーファ=ヴァンピールが派遣される。
彼女の才能がないと判断された場合、彼女を殺すように
と、暗殺者としての命令を背負って……
2019秋アニメ化
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